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染色工場をご案内します。|大津毛織株式会社

大阪は泉大津。毛布のまちとして発展したこの土地は、ウール・ニットのまちでもあります。
そして、ここが大津毛織株式会社の所在地。
という訳で、今回は、大津毛織さんの染色工場を案内していただきました。

どのような過程で、生機が染められていくのか、チラっとお伝えしていきます!
>>量産編を見る。

さて、まずはここ、ショールーム。大津毛織さんの、今年の素材がズラっと。
定番品から、ツィードやフラノなどなど沢山の新作の毛織物。
ジャージー素材にシルク織物まで、数えきれない程のハンガー見本が
カテゴリ別に並んでいます。

この素敵な生地たちは、紡績・製織・加工などなど様々な工程を経てここにいます。
大津毛織さんの会社のすぐ横には、染色工場があります。
日本各地で製織された生地が、ここで染色加工を施されているのです。

まず最初に案内いただいたドアを開けると、そこには見たことの無い機械と、ドサっと積まれた生機が。
ここはビーカー試験場。
生地のスワッチを使った試験染色。つまりは、生地の色が決まる所です。

まず、分光光度計で作成する色を測定します。それが、Macbethというドイツの機械。
作成したい色の見本を入れ、いろんな角度から光を当て、その反射などを計算。
光の三原色を基に、色の構成を分析します。

その数値を、コンピューターカラーマッチングを用いて、実際の色を表示。
色を入れる素材と染料を指示すると、その色の配分率を教えてくれます。
ここで算出された配合率のデータを、自動染液調合装置「ADMS」という写真下の機械に送ります。

データを受け取ったADMSは、生地の重さに対してのパーセンテージを計算し、
自動的に染料を調合します。
機械の上部に乗っているのが染料で、全部で104本が並んでいます。
染料1滴でも、大きく色が変わる為、各色薄められたものも。
この染料の種類や、薄める量などは各染色工場によって違いがあり、ここで、各工場によっての
特色が出てくるそう。

さて、この調合された染料は、管を通って三角フラスコに出てきます。
「ビーカー試験」とずっと聞いていたので、すっかりビーカーとばかり思っていましたが、
実は三角フラスコだったという事実を聞いて、少しびっくり。

三角フラスコに配合された染液に、生地スワッチを投入。
それを、この機械に入れます。一つの丸に、一つの三角フラスコが。
写真ではお伝えし辛いのですが、この機械、ずっと揺れています。
生地に染液が均等に入り込むように、40分間、ここで、じっくり染め上げます。

そして、染まった生地を洗い乾かし、染まり具合をチェック。
このチェックは、太陽光に近い光を発光するランプがあり、そこで、色合わせ。

チェックを通ったスワッチは、発注者の元へ。
少し色味が違うなぁ、、、となれば、色の配合を変え、再度ここで同じ工程を繰り返します。

すごい数のキナリ生地が積まれています。このビーカー試験場には、1800品番以上の生機が。
ここでは、1日に、大体100柄130色程の試験が行われています。
ピーク時には、1日に300色以上だったとか。
 本番用の染色工場は、この試験場から歩いてすぐのところに。
 ここにでの染液の調合データなどが送られ、大量に染められていきます。

さて、ビーカー試験場の隣では、「堅牢度試験」が行われていました。
名前の通り、染色堅牢度が調べられます。その時に、必ず行われるメイン試験が4つ。

「耐光性試験」(写真上):この扉の中で、20時間、光に当てられます。
「洗濯試験」(写真中):50度のお湯の中で、洗濯されます。
「摩擦試験」(写真下):染色された生地に白綿を当て、100回擦られます。
「汗試験」:人工汗液で4時間湿潤させます。

この4試験を経て、無事合格したものが、無事に出荷されていくのです。

今回は、ビーカー試験と堅牢度試験の様子をお伝えしました。
次回は、量産用の染色工場をレポートします。

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