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続・染色工場をご案内します。|大津毛織株式会社

大阪は泉大津。毛布のまちとして発展したこの土地は、ウール・ニットのまちでもあります。
そして、ここが大津毛織株式会社の所在地。
さて、前回はビーカー染色や堅牢度試験の様子をお伝えしました。
今回はその続き。量産分の加工の様子をレポートします!
>>1回目を見る。

まず、染色工場に入ると、大きな機械がズラリと並ぶ様子に驚きます。
一番最初に目に入ったのが、この「液流染色機」。
窓の中を覗き込むと、大きな染色機の中で生地がぐるぐると回り、染色液に染まっていっています。
(スイングエース液流染色機)
ウールですと、5、6時間。綿はもっと時間が掛かるそうで、10時間の間、周り続けます。

染色機横では、熱い蒸気がむんむんと立ち込めています。

このズラリと並ぶ機械たちも、「液流染色機」。
こちらは「サーキュラー液流染色機」というお名前。
一度に染色可能な量が違うそうです。

サーキュラー染色機の終了後(写真左)
ちょっと分かりにくいのですが、開いた扉から、上のローラーを通して染まった生地がずずずーっと
大きなカートに向けて上から落ちてきています。なんだか、えらく生地が長いなぁと思ってましたら、
一度にたくさんの量を染色
できるように、紡がれているのだそうです。
そして、染まりたての生地をチェック中の様子。(写真右)

さて、こちらは昔の縮充機と洗絨機。15年程前までは、元気に稼働していたとか。
一度に、一機で6~8反分を洗い、脱水、縮充がそれぞれの機械で行われていました。
ウールの種類や季節、気温湿度によって風合いがバラつきがでるのですが、
職工さんの手で、うまく調整がされるのだそうです。また縮絨も、
丁寧な手仕事が必要。
少しずつ反物を広げながら、シワが入らないように、じっくりと。

職人技によって、ウール生地が生産されていました。

現在は、 洗縮充機(せんしゅくじゅうき) という、水温や時間など、コンピューター制御させる機械
で同じ工程が行われます。

この大きな丸い機械は遠心脱水機。
染色が終わり、色合わせが済んだものが、脱水機にかけられます。

脱水機の後。
隣の機械は、半乾きの生地を上の方まで運んでいっています。生地を開き、整えているのだそう。
きれいに広げられた生地が、上から降りてきています。
ここまでの過程を終えた生地は、隣の工場へ。

いったん外に出ると、そこには三角屋根がずらり。
太陽の光が存分に入るように計算された採光屋根です。

そして、お隣りの工場へ。
まずは、中間検査。色が合っているか、染めムラがないか、検反機を通して、人の目で
確認されます。問題があれば、再度染めなおし!問題のない反物が、次の加工工程へ進みます。

まずは、蒸絨機に入れ、蒸気を使って圧力をかけ、シワを伸ばします。

整ったウール生地は、起毛機(写真)へ。青色の機械に生地が巻き込まれています。
この巻き込まれている部分に、先端の尖った針が無数についた針布が。
中のドラムが回転し、生地が通り、毛羽が掻き出されます。

起毛方法はこれだけではありません。
ピーチ起毛と呼ばれる微起毛は、「エメリー起毛機」で加工される。
エメリーとはサンドペーパーのこと。

こちらの写真は「ウェット起毛」。
水しぶきをあげながら稼働する機械。生地を湿潤させることで、エメリー起毛より、
さらに短い毛羽をつくりだすことができます。

様々な方法で起毛されたウール生地。
起毛されたての毛羽は、長さや方向が不揃いです。
そこで、次の工程に。

「剪毛機」。
この剪毛機にかけることで、生地表面の毛羽を一定の長さにカットします。
生地によっては、ここからさらに起毛・カットを繰り返すもの、毛羽に方向性を付ける工程、
艶出しの工程などがあります。

ひと通りの加工工程を終えた生地は仕上げ工程へ。巾を整え、蒸絨機で最終プレス。

仕上検反では、巾・長さ・重さを測り、風合いを確かめ、キズなどがないかチェック。
そして、生地にシワが入らないよう伸ばしながら、紙管に巻きとります。(写真上)

巻き上がった原反はベルトで運ばれ、そのまま梱包。出荷されます。(写真中・下)

生地が出来上がるまでの工程は以上!
生機の状態からでも、こんなにたくさんの工程が。
最初にお伝えした染色の工場は、24時間休まず稼働しています。

最後に、こうして出来上がった生地が集められている倉庫も見せていただきました。
写真には収まりきらないほどたくさん並んでいますが、ここにあるもので1,2年分だそうです。
そういえば店頭で見たことのある生地や、よく耳にするブランドの生地なんかも、ズラリと。
ここに並ぶ生地たちが、みんなこの工程を辿っているのだと思うと、なんだか生地の見方が
変わります。

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